第103回 山行記「箱根駒ケ岳・神山」 2014.12.22

2014年12月22日(月) 晴れ 神奈川県

参加者:計18名

 

 朝から晴れて天気予報でも雨の心配は全くないが、箱根登山では、過去に晴天でも強風のためロープウェイの運行が中止になったこともあり、一抹の不安が残る。駒ケ岳ロープウェイの始発時間を考慮、いつもより30分遅れて出発。6時10分過ぎ谷津船橋ICから高速へ乗ると年末連休の谷間で時間も遅いせいか交通量が多い。首都高都心環状線経由で用賀から東名高速に入る予定が、事故による通行止で、急遽ルート変更し、湾岸線・狩場線・保土ヶ谷バイパス経由で横浜町田ICより7:20東名高速に入る。途中、海老名SAでトイレ・買物休憩(7:32~7:48)をとった後、厚木ICから小田原厚木道路に入り、箱根口ICから8:18 R1に出て、目的地の箱根園に少し遅れて8:57到着。

 隣接の箱根園駅で運行確認、急いでトイレを済ませ、9:10始発のゴンドラに飛び乗り、車窓から芦ノ湖・富士山などの景観を楽しみながら、標高差600mを7分程で駒ケ岳山頂駅に着いた。山上は強風で樹木が育たない笹原となっており、展望がすばらしい。寒風が身にしみる駅前広場で準備体操をして身体を温め、9:30登山開始。

 目の前の箱根元宮神社がある駒ケ岳山頂(1356m)をひと廻りしてから神山を目指す。ササ原の溝状の道や階段状の山道を進み、石の多い樹林帯を下りきると10:30十字路(防ヶ沢・お中道分岐)に着き、水分補給する。十字路を直進して木の階段を登り、ブナやアセビ、赤い木肌のヒメシャラが斜面を覆い、木の根がところどころ露出している道を進んでいくと、10:56箱根連山の最高峰神山(1436m)にたどり着いた。山頂は平坦だが、狭く展望もない。伊藤(忠)さんに記念写真を撮ってもらい、風を避け暖かい場所で早めの軽い昼食をとり、11:10出発。岩混じりの急斜面を下り切ったところが、冠ヶ岳分岐で、そこから冠ヶ岳を往復し、緩い勾配の山道を進み岩場を降りると大涌谷分岐に着き、小休止(12:10~12:15)。さらに火山性ガス噴出による通行禁止が解除になっている左側のコースを下りて行き、途中真白な富士山を背景に集合写真を写し、眼下の沢山の観光客を眺めたり、硫黄臭を感じながら下山、12:40全員無事大涌谷(登山口駐車場)に到着した。

 身支度をし待機のバスで12:50出発、御殿場の立ち寄り温泉「富士八景の湯」に向かい、13:26到着。洗い場が多く広い浴場でゆっくり入浴後、2階宴会場で14:30から忘年会に入る。山本さんの発声で乾杯、松本会長の挨拶の後、美味しく十分な量の料理と飲み放題の飲み物を堪能しながら歓談、酔いが廻り始めたころ、笹川さんの発案で全員から順番に一言ずつお話をしていただくことになり、お話が終わるたびに拍手がおこり一層和やかな雰囲気のなか16:30お開きとなる。

 16:45帰路につき、R138を通り、御殿場ICから東名高速に入って、途中海老名SAで休憩(17:28~17:44)、その後は往路と同じルートを走り、大黒PAでも小休止(18:45~55)、交通渋滞等のため予定よりも遅い20:00頃谷津船橋ICに無事帰着した。今回の山行は天候に恵まれ、ロープウェイも運行されて景観も十分楽しめたので、過去の悪天候による辛い体験のリベンジができ、一年を締めくくるにふさわしい山行になったのではないでしょうか。  

(2班:力石記)