第109回 山行記「入笠山」 2015.6.22

実施日:2015622日(月)晴れ時々曇り

参加者:15名 

 

行 程:各地で参加者ピックアップ===谷津・船橋IC 530===首都高===中央道===談合坂SA

    655/715(休憩)===諏訪南IC 825====県道90、国道20、町道102

    ===沢入り登山口駐車場(1450m)到着 850 トイレ・ストレッチ 9:10出発===10:20入笠山湿原(1734m)到着===湿原周回後10:45出発==御所平峠お花畑経由===11:35入笠山到着(昼食・休憩)12:10出発===12:35八ヶ岳ビューポイント到着(休憩)12:40出発===御所平峠経由===

        法華道を利用して下山===13:55沢入登山口駐車場到着、身支度の後「ゆーとろん水神の湯」へ

    同温泉にて14:1515:40 入浴・休憩===諏訪南IC1600===談合坂SA(休憩) 1650/1710…このあと高速道路は渋滞もなく中央道・首都高・湾岸線を経由して湾岸習志野IC19:10通過し参加者は予定通りの帰宅となった。

山行記: 天気予報は晴時々曇りの予報に道中全員ヤレヤレの雰囲気、バスが午前8時ごろ中央道須玉を通過中、一気に雲が取れ青空が望める状況と共に山の稜線もはっきりと見えるようになった。然しながら諏訪南ICを降り一般道に入りバスが樹林帯の中高度を上げ始めるとまた厄介な雲が視界を遮ることになった。頂上での大パノラマは大丈夫かなとの心配である。私の郷里鈴鹿ではこんな唄がある。「坂は照る照る鈴鹿は曇るあいの土山雨が降る」山のふもとの坂下村はお天気が良いが鈴鹿峠は曇っているその向こうの近江の土山は雨がきっと降っているのでは、山の天気の変化の激しさを唄った民謡である。入笠山に向かって整備された登山道を歩き始めて1時間余りすると沢の音が聞こえ始める。湿原から流れる沢の音らしい、我々が湿原に近づいたことを教えてくれる。小鳥の鳴き声もいろいろと聞えてくる。少し下ると昨夜の雨に洗われたまばゆいばかりの山つつじが我々を迎えてくれた。いよいよ入笠山湿原に入った。

    入笠山湿原は天空の花園とも云われ、可憐な高山花が咲き乱れている。久方ぶりの山のお花畑との遭遇である。木道は整備されておりこの道に沿ってお花を観察することになった。スズラン・クリンソウ・山つつじ・あやめ・オダマキ・コナシ・ウマノアシガタ、カメラを花に接写してアングルを狙う人、またアヤメとクリンソウをコラボさせてアングルを狙うカメラマン。それぞれがお花畑を満喫している。湿原を後に御所平峠につくと、今度はそこから入笠山頂上に向かってお花畑が一気に目に飛び込んでくる。スズランの群生・クリンソウの群生には全員感嘆の声、このお花畑を散策しながら頂上を目指す。お花畑を過ぎた後しばらく急登があり、突然ウグイスの鳴く声が聞こえる頂上を目指す我々を励ます声にも聞こえる。さて視界が一気に広がった。入笠山の頂上だ。残念ながら曇り空で期待した八ヶ岳等の展望は出来ない。頂上は思っていたより広く、すでに60名ほどの登山者が弁当を広げ雄大な景色を楽しんでいた。我々も記念撮影の後下界に広がる富士見町の街並み、諏訪湖を見ながらお弁当を広げた。40分ほどの滞在でそろそろ下山と言うとき100名近い小学6年生の大集団が登ってきた。足元を見るとどうもケーブルで登ってきたようである。憎まれ口をたたく年頃だが、ジジ、ババを大事にしろよと声を掛けておいた。先生は笑っていた。

下山は首切清水に向かい、車道に出ると左折をし、しばらくすると八ヶ岳ビューポイントについた。計画ではここで再度八ヶ岳の展望を堪能するはずだったのだが、曇り空ではいかんともし難く下山を急いだ。車道で木の葉が緑と白を持つ木々を見つけたが残念ながら誰も木の名前がわからず。地元の方にも聞いたが{なんかね}だった。とりあえずここでは「なんかね」にしておこう。しばらくすると御所平峠に到着しここで車道をハズレ登山道に入った。5分ほど下山すると今度は右に曲がる法華道に入った。沢まで一旦降りまた昇る駐車場へのショートカットの道である。15分程度で最初登ってきた分岐点に到着ここで右に折れ、登り口駐車場へと下山した。13:55駐車場に到着早速身支度を整え、お待ちかね富士見温泉「ゆーとろんの湯」にむかった。露天風呂に工夫が見られ、打たせ湯、洞窟湯、岩風呂、などなど十分に楽しめた。また時間的にも余裕があり、お風呂上がりのビールの乾杯は温泉気分を一層盛り立ててくれた。一寸した話題でも盛り上がり誠に楽しい時間であった。15:40もう少し長居したいところだが、計画より10分遅れでバスに全員乗り込んだ。しばらくして会計より報告があり参加費の徴収が始まる。慣れたものである。徴収時にも漫才が始まっている。いつものようにバスの中での小宴会の始まりである。この後の交通事情も問題ないとの事、安心したのかお酒のピッチが速い。

全員が何らかの話題に参加して楽しそう。まさに話が話を呼ぶ結構なことである。これこそ習志野山楽会と思う。途中中央道談合坂SAで休憩をとり高井戸を経由し首都高・湾岸線を経由しほぼ予定通り湾岸線習志野ICを通過した。

                           4班 中川記