第116回 山行記「大霧山」 2016.2.22

比較的近場の山行のため、いつもより30分遅れのスタート。谷津船橋IC6:05に入る。首都高を経由し7:00関越道に入る。

途中三芳SA20分休憩。7:50嵐山小川ICを出るころには曇り空から陽がさして来て楽しい山行を予感させる。

車窓より点在する梅の花や田畑の淡い緑を眺めながら春の訪れを感じ取る。

 

国道254号,県道11号を通り8:20分橋場バス停に到着。

トイレ、身支度を済ませ、山口さんの準備体操ののち8:35橋場(202m)を出発する。車道を少し上がると、近道の道標があり山道に入る。我々より先に歩いていた女性3人組(千葉・我孫子からのパーティ)が、山道に柚子の木を見つけたのか道をはずれ盛んに落ちたゆずを拾っていた。我々もそのゆず拾いに参加。その後も柚子の木が至るところにあり、ゆずも大量に落ち道路脇はさながら「ゆずの川」の如し。

 

しばらく行くと車道に出る。民家が点在するところをゆっくりと歩く。路傍には大根や干し柿などを売る無人の売店があり、のどかな雰囲気を感じさせる。さらに進むと再び山道に入る。この道は関東ふれあいの道に選ばれ、外秩父ハイキングコースにもなっており歩きやすく、また路傍には石仏が多くみられ歴史の跡を感じさせてくれる。

 

9:45あずまやのある粥仁田峠に到着。9:55粥仁田峠を出発。雑木林の山道の霜柱を踏みながら歩く。急登が断続的に続き最後に坂を登り切ると天空が開け大霧山(767m)に到着。予定より30分早い10:30の到着となった。

 

事前の案内どおり低山ながら大展望に恵まれた独立峰で、山頂の西から北へは赤岳をはじめとする八ヶ岳、浅間山、両神山、上越の山々、尾瀬、日光の山々などが大パノラマで眺められた。山頂の気温は4度。樹木の日陰になっているので陽だまりを求めて昼食の場所へと移動し食事をとる。

 

11:05出発。南の旧定峰峠方面へと下る。残雪が残る牧場の有刺鉄線の柵沿いを進む。途中、30人近くの登山ツアーグループに出会う。これだけの人数の団体に会うのは珍しい。それだけ人気のある山ということか。

 

11:30檜平に到着。さらに杉の植物帯を15分ほど進むと小さい祠のある旧定峰峠に到着。そこから30分下ると簡易舗装の道路に出る。途中、水神社、定峰神社で手を合わせ、福寿草など道端で春の息吹を目にしながら12:50分無事定峰バス停に下山。

今回は全員遅れもなく予定より30分早い到着となった。

 

整理体操後、バスで入浴施設のある、いこいの村ヘリテイジ「美の山」へ向かう。13:3015:10眺めの良い大展望風呂で汗を流し、休憩、喉を潤す。15:20帰途につく。途中、道の駅みなのに立ち寄り、関越道花園ICに入る(16:00)。三芳SAで休憩し、小雨の降る中、17:55谷津船橋ICに無事到着。天候に恵まれアイゼンも使うことなく、早春の楽しい山歩きを満喫した。

皆さんお疲れさまでした。            

                                                (4班: 笠谷 記)