第117回 山行記「破風山」 2016.3.28

最終乗車場所である秋津小学校あたりから小雨が降り出し、行き先の天候が心配される中、湾岸高速谷津船橋ICに入る(6:00)。

首都高速に合流すると雨の勢いは益々激しくなる。

しかし関越自動車道に入ると雨が上がり、これから進む埼玉方面は晴れている様子である。

途中の三芳PAにて小休止を取る(7:10~7:20)。

その後順調に進み花園ICを出て(7:50)、国道140号、県道44号、234号を経由して満願の湯に到着する(8:20)。

駐車場は満願の湯の少し先にある町営無料駐車場を利用する

(トイレ有り)。トイレの脇に登山者届箱があり提出する。

 

準備体操後、登山開始する(8:35)。

満願の湯と反対方向に進むと「関東ふれあいの道」の一部である車道に出る。しばらく歩き風戸集落に入ると右手に「風戸の鏡肌」と言う岩が見えてくる。さらに進むと集落最奥の民家があり、登山道は手前を左手に入る。小さな休憩場所があり、ここから登山道が始まる。

ここには入山者数調査のカウンターがあり、我々16名をカウントし調査協力する(9:10)。

 

階段状の山道を登り、杉林の中を進むと皆野アルプスの尾根道に出る。

天気は良いが春霞のせいか遠方の山々ははっきり見ることが出来ない。

尾根道を進んでゆくと周囲の木々が杉林から雑木林に変わってくる。残念ながら草花は余り見られない。

さらに木の階段を過ぎると右側に猿岩が現れる(9:50)。20mほどの岩峰であるがあまり猿らしくない。

少し登ると風通しのよい大きい東屋に着く。ここから頂上までの尾根の両側にはアセビが咲いていた。

 

まもなく破風山頂上到着(10:15~10:25)。山頂には三等三角点があり、石宮が祀られている。

本来なら南側の展望が開けているはずであるが、秩父市街が少し見られる程度で武甲山等の山々は霞んでいて確認出来なかった。

予定より早く進んでいるので、打合せの上秩父華厳の滝を見に行くことにする。

頂上からはガレ場の急降となり、やがて札立峠に着く(10:35)。

峠は巡礼古道で、左は三十三番札所の菊水寺、右はこれから下る三十四番札所の水潜寺方面である。

峠からは杉林の静かな巡礼道を下って行く。倒木が多く見られたが、一部のガレ場を除いて歩き易い下山道である。

やがて日本百観音霊場の結願寺である水潜寺に着く(11:10~11:30)。

 

参拝、トイレタイム後、秩父華厳の滝に向かう。緩やかな上りの車道を20分程歩くと滝の案内板が見えてきた。

滝の落差は10数m位、水量はかなり多く、滝壺の近くまで行くことが出来た。

ここでマイナスイオンを吸いながら昼食を取る(11:50~12:20)。

食後満願の湯に向かって緩やかな下りの車道を周囲の景色を眺め、山里歩きを楽しみながら到着。

ストレッチ運動後、湯に浸かり休憩する(13:10~14:50)。

帰路は途中にある「道の駅みなの」に立ち寄る。

先月よりは季節の関係か、時間も早かったので野菜も豊富にあった。

その後関越道路の三芳PAにて小休止し、谷津船橋ICに無事帰着する(17:45)。                 (記)矢島恒彦