第120回 山行記「大菩薩嶺」 2016.6.27

梅雨の晴れ間の好天気。今年に入ってからの山行は雨天なしでツイている。20名の参加で谷津船橋IC(5:40)を出発。

首都高、中央高速経由、途中談合坂SAで休憩後、勝沼IC(7:40)を出る。国道411号のフルーツラインに入ると甲府盆地が広く見渡せ、辺りの棚田には一面ぶどう、桃、サクランボの畑が整然と広がり、歓声が上がる。

大菩薩峠登山口バス停を過ぎ林道に入ると道は狭くなり、長さ規制限界の全長7mのバスでゆっくりと進む。

 

ロッジ長兵衛のある上日川峠駐車場(8:25)に到着。

身支度、準備体操を終え出発(8:50)。気温は14度、青空の下、空気も爽やかで絶好のコンディションの中、ウグイスなど小鳥のさえずりを聞きながらミズナラ林の登山道を進む。30分程で唐松尾根分岐にある福ちゃん荘に到着。2002年に皇太子・雅子妃が大菩薩に登られた写真が大きく貼られている。小休憩の後、大菩薩峠に向かう。先ほどまでの青空に雲が広がり峠での展望が気に掛かる。

 

右手に上日川ダム湖など眺めながら介山荘や土産物店がある大菩薩峠(1897m)に到着(10:10)。

期待していた大展望は残念ながら見られず。店の人の話では、1時間前には梅雨時ではほとんど見られない富士、南アルプス、男体山等の絶景が見られたとのこと。記念写真を撮り、頂上を目指し明るく開けた露岩の多い稜線を進む。天候のせいか子蝿のような虫が顔にまとわりつく。

 

賽の河原や標高2000m標のポイントを過ぎ11時に雷岩に到着。

ここでザックを置き、片道10分程の頂上、大菩薩嶺(2057m)を往復する。頂上は樹林に囲まれ展望はない。

雷岩に戻り昼食(11:20~11:50)をとる。レンゲツツジが色あでやかに咲いていた。さすがに百名山の一つで人気も高く、初心者でも楽しめる山とあって、山ガールを始め、11か月の幼児や子供たちを連れた夫婦にも出会い、平日とはいえ登山客が多いことに少し驚く。

食事中にも雲が切れないか期待するも残念ながら展望はお預けとなる。

 

予定より40分程早く下山開始。急坂もあり注意して唐松尾根を下る。福ちゃん荘に到着(12:45)。

さらに来た道をバスの待つ上日川峠駐車場へ。気温は19度、雨にも降られず比較的問題のない道のりで全員無事到着(13:10)した。

 

整理体操後、往路の途中にあった「大菩薩の湯」へバスで向かい、風呂で汗を流し、喉を潤す(13:55~15:30)。

湯上りの休憩所では、店の人から桃20個の差し入れ等があり皆で盛り上がる。

帰路は往路の逆コースで、勝沼IC(15:50)に入り、途中石川SAで休憩。バスの中では昭和歌謡や歓談で賑わう。

交通渋滞もなく、谷津船橋ICには予定より1時間以上早く到着(18:10)した。梅雨の晴れ間の楽しい山歩き、皆さんお疲れさまでした。

(4班: 笠谷 記)