第122回 山行記「谷川岳」 2016.9.26

行程:

5年前に実施しているが、かなりの遠距離であり、その時は習志野への帰着が午後9時過ぎとなってしまった。

当時から5年が経過しており、バス事故の多発や安全管理面からバス業界も運行基準を厳しくしており、長時間運行について事前に16時間(出発から帰着まで)以内にとの要請があった。いつもより30分早立ちし、習志野帰着1930分とややきつめの計画で バス会社の了承を得た。京成大久保市民会館発午前440分発。

各地を回り参加者をピックアップし、谷津・船橋IC 5:07==首都高==関越道==三芳PA 6:056:20==赤城高原SA7:357:45==

水上IC 8:00==谷川岳ロープウェイ乗り場 8:20 トイレ・スパッツ装着その他。

準備終了した人からロープウェイに乗りこみ天神平へ。

 

全員が揃ったところで準備体操。途中降っていた雨も上がり、谷川岳の双耳峰がくっきりと望まれる。

天候が悪くならないうちにと、谷川岳をバックに集合写真を撮り、予定より30分の遅れの910出発。

1時間かかって熊穴沢避難小屋へ。ここから「肩の小屋」までは連続する登りで1時間40分かかり1150着。

やや寒いので小屋に入り昼食をとる。昼食後14名が「トマの耳」を往復する。

「オキの耳」への登頂は時間の関係もあり断念する。

 

1245「肩の小屋」から下山にかかるが雨が降り出し雨具を着用。雨で道悪の中、黙々と下る。

熊穴沢避難小屋に1400着。さらにロープウェイ乗り場へ約50分ほどかけて下る。

1455着。雨に降られたのは下りの1時間半位。登山靴を洗ったり、スパッツを脱いだりし順次ロープウェイで下山する。

 

全員が揃い1530バスが発車。立寄り湯は「湯テルメ谷川」1550着。この日は26日ということで「ふろの日」一人100円安くなった(ラッキー)。予定より遅れているので入浴・休憩時間を1時間とし、1655出発する。水上ICから関越道経由==途中、高坂SAで休憩し往路の逆コースで帰る。途中かなりの雨が降ったりしたが、谷津・船橋IC(2015)に着くころには雨は上がっていた。

 

 

山行記:

谷川岳ロープウェイの天神平駅に降り立つと、曇り空ながら北正面に白毛門、朝日岳、笠ヶ岳が、左側に眼をやれば、谷川岳の雄姿がくっきりと見える。本日の天候は午前中は曇り空だが、そのあと雨の予報であり、「肩の小屋」までの登りは雨とならなければと祈った。

天神平からは割と緩やかな登りが続くが、木道のトラバースが続き、前日の雨のためか滑りやすい。

 

尾根筋に出ると、1,500mにも満たない高度にもかかわらず、雲海のたなびく中、あちこちに山の頂きが浮き上がり水墨画のような風景が見られた。出発して約1時間、熊穴沢避難小屋に着く。ここまでの行程はこの先の急な登りには十分な足慣らしであった。

ここから先「肩の小屋」までの道のりはところどころ鎖やロープもあるガレ場や大きな石があり、かなり足応えのある登りが続く。

絶好の見晴点である「天狗の留まり場」を過ぎると谷川岳の頂に到る尾根道がずっと見渡せるが、かなりの高度を稼がねばならないと痛感する。熊穴沢避難小屋からは厳しい上りの連続であったが、ロープウェイ駅を降りてから約2時間40分、昼前に「肩の小屋」に着く。

5年前に来たときは「肩の小屋」は満員で「トマの耳」で昼食をとったのだが、今回は小屋はガラ空きでゆっくりと昼食がとれた。

 

昼食後すぐ先の「トマの耳」を14名の人が往復した。予定した「オキの耳」までは断念し下山にかかった(1245)が、予報通り雨が降り出した。熊穴沢避難小屋付近までは急な下りのガレ場で鎖、ロープもあり慎重に下る。

さらにその先は滑り易い木道が続いたが、途中雨も上がり、天神平に着くころには雨も上がった。

候は良いとは言えなかったが、会津駒ヶ岳、尾瀬の燧岳、至仏山、赤城山系、苗場山、さらには信越方面の山まで望めた。

2,000mに満たない山からの見晴しとは思えない雄大、圧巻、幻想的の光景に皆さん満足されたでしょうか。

 

バスの待つロープウェイの登り口には15時20分すぎに到着。

予定より少し遅れたが、立ち寄り湯である「湯テルメ・谷川」で汗を流し、17時近く往路の逆コースで帰路につく。

途中高坂SAで休憩を持ち、20時15分過ぎに谷津・船橋IC習志野に戻った。

タイトなスケジュールの中、皆さまのご協力により無事に終えることができ感謝いたしております。

 

追記

退会した力石さんが早朝バスを待っての差し入れあり。

大量の「おおまさり」(落花生)、日本酒、おつまみなど。帰りのバスの中でありがたく頂戴いたしました。

にありがとうございました。                     

 (3班 佐藤記)

  双耳峰の谷川岳を背に、いざ出発!    熊穴沢避難小屋から先は岩登り     岩場、鎖場が続き中腹を一歩づつ上に

 

 黄、橙、赤が彩る稜線の先に小屋の屋根    さあ、山小屋まで、もうひと踏ん張り    肩ノ小屋に到着!お楽しみのランチタイム

 

 肩ノ小屋から万太郎山へと伸びる縦走路   鮮やかな錦に染まり始めたオキの耳方面   オキの耳から茂倉岳へと続く縦走路

  

      有志15名でトマの耳にて       小雨ちらつく下山も、また良しかな                すっかり秋の装いの山模様