第123回 山行記「妙義山」 2016.10.24

 

山行記:天候不順だった夏場の山行から一転、今日は絶好の秋晴れ。いつものように谷津船橋IC5:35)から高速道に入る。今回は1年半ぶりの参加となる山本(勝)さんの元気な顔もある。バスの中には秋の暖かい陽が差し込む。三芳SAで休憩後、上信越道(7:35)に入りしばらく進むと、前方に恐竜の背中のような妙義の山並みが見え、歓声が上がる。松井田妙義IC8:00)を出て、道の駅「みょうぎ」に到着(8:10)。

 

 

真っ青な空を見上げながらの準備体操を終え、妙義神社前(430m)から山歩き開始(8:30)。予定より30分ほど早い。黒漆塗りの荘厳な造りの妙義神社(重要文化財)に安全祈願をして神社横の道に入る。総門や唐門、本社などもう少しじっくりと見たい気分だが先に進む。今回は9年前に辿ったコースとほぼ同じ白雲山、金洞山の山腹を歩く中間道ルート。紅葉には少し早いか、所々に色づき始めた木々があるものの、まだ緑色が勝る樹々の中を行く。

 

 

しばらくして第一見晴(9:00)に到着。足元に気を付けながら見晴らしの岩棚から澄み切った関東平野を一望する。

大黒の滝を通過、第二見晴(9:30)からは、表妙義の最高峰・相馬岳や金洞山が間近に望まれる。さらに中間道を進みタルワキ沢コースの分岐(9:50)を過ぎて、コースの中間地点である「本読みの僧」に到着(10:10)。その自然石の10mほど頭上の岩場には大きな蜂の巣があり一同驚きの声があがったが、そのあとは蜂を刺激しないよう声を落として進む。

 

この道は「関東ふれあいの道」となっていたので、フラットなハイキングコースの感覚でいたが、結構登り下りが繰り返し続き思ったよりもきつい。しばらくして「あずまや」に到着(10:40)し、ここで少し早めの昼食をとる。今日は気温も高くなく汗もほとんどかかない。30分ほど休憩をとり出発する(11:10)。

 

 

ここから170段の鉄階段や岩をくりぬいた庇状の箇所などがあり、変化に富んだコースが続く。落石注意の看板も頻繁に現れる。しばらく進むと大砲岩の分岐に到着(12:20)。大砲岩の奇岩を望む岩棚は人気のポイントで、ヘルメット、ハーネス、ザイルなど具備した本格的な山ガール達にも出会う。我々は大砲岩への登頂は回避し、ローソク岩など眺めながらアーチ状の第四石門(860m)にたどり着く(12:30)。ここで奇岩を背景に記念撮影をする。石門端からは、切り立つような奇岩が林立する、大自然が造り出した神秘的な景観は非常にインパクトがあった。

 

 

この後は、鎖場のつづく第二石門へは行かず、安全優先で見晴台を経由し、中之嶽神社、中之岳駐車場へと向かうルートを取り、全員無事駐車場に到着する(13:20)。中之岳駐車場からは表妙義の山容が間近に見渡せ、ここで2度目の記念撮影をした。整理体操後、バスで磯部温泉「恵みの湯」へと向かう(13:45)。温泉で汗を流したあと、喉を潤す(14:1515:50)。

 

 

帰りは往路と逆のコースで松井田妙義IC16:10)に入り、途中高坂SAで休憩。バスの中ではほろ酔い気分の中、昭和歌謡や歓談で盛り上がる。谷津船橋IC19:15)には予定よりほほ30分ほど早い到着となった。

 

今回のルートは、上級者には達成感の少ない山行であったかもしれないが、秋の好天の下,そびえ立つ奇岩を眺めながらの自然美のすばらしさを満喫できたのではないかと思う。皆さんお疲れさまでした。                 

                                                                                     (4班: 笠谷 記)

 

  いざ出発!まずは安全登山を祈願    妙義山の全容を遠望しながら登坂スタート   木漏れ日が優しい関東ふれあいの道

     社殿が立派な妙義神社にて                          ハイキングコースながら歩き甲斐あり

 体長10cm強の大ナメクジもひなたぼっこ?  岸壁の下には、本読みの僧像が鎮座   その頭上を見上げると。。巨大なハチの巣

 

 お日様に輝く錦色の秋の山を分け入る     スリル満点☆彡巨岩の下の道を急ぎ抜ける  小刻みに続くアップダウンの繰り返し

 秋晴れの好天にただただ感謝!      崩れないことを祈りながら息を潜めて前進         変化がアクセントになり楽しい山歩き

   お待ちかねのランチタイム🍴       秋の陽光に赤や黄が映えます        これまたスリル満点☆彡

   好天に相応しく表情も晴れ晴れ        天高く人も馬も肥える秋かな           痩せ尾根にかかる鉄バシゴ   

       まだまだ続く、スリル満点☆彡         野生の紫式部を発見!           きのこも発見!

ハングオーバーの巨大な岩塊の下でポーズ!

 

 いよいよクライマックス!見晴台に到着!    見晴台から仰ぎ見る妙義山の頂       可憐に一輪。桔梗かな?

                       

 そそり立つ奇岩と絵になる風景に感動    水墨画を思わせるユニークな岩塊が見事      妙義山の石門案内図

 

  名残を惜しみつつ、 さあ、ここから下山。     Q.さて、何岩でしょう?      日本一の巨大 大黒様に見送られて帰路へ

                        A.親子ライオン岩 by 山口

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    笹川 満 (木曜日, 17 11月 2016 09:42)

    文章だけでなく 写真のコメントも完結・的確に表現され、ストーリ-的で
    同行・体験した者にとって 改めて 素晴らしかったことを 思い出しました。
    次も 期待してます。

  • #2

    管理人 (金曜日, 18 11月 2016 11:36)

    笹川さん、励ましコメントありがとうございます!