第124回 山行記「裏高尾」 2016.11.28

今月の参加者は新入会者2名(小谷野さん、平岡さん)を含める総勢20名と久しぶりの大世帯となった。

数日前の積雪を心配しながらの山行であるが、行き先が比較的近距離の為、何時もより30分遅れの各地スタートとした。

湾岸道路の谷津船橋IC(6:10)から高速道路に入り首都高に進むと神宮外苑付近で事故渋滞に遭遇する。

時間のロスが大きかったがその後は順調に進み、中央道に入ると西方に真っ白な富士山が見られ、今日の天候晴れが約束されているようだ。その後石川PAで小休止し、圏央道の高尾ICを出て(8:00)、国道20号線、都道516号線を経由して小仏バス停に予定どおり着く(8:10)(295m)。

このバス停は奥高尾への登山口で、路線バスも入り、トイレも整備され、これから登る小仏峠へ続く旧甲州街道でもある。

準備体操を終えると路線バスが入って来て、15~16名の登山客が下車した。平日なのに人気のある山である。

彼らより一足先に出発する(8:30)。

 

舗装された車道を進み、左に宝珠寺を見てさらに未舗装の車道を進むと、右に分れる景信山への登山口に出る。

小仏峠へは直進のコースをとる。心配された積雪は見られないが、影信山経由で下って来た登山客に上部の様子を聞くと

尾根筋は雪解けで道が悪く、高尾山への縦走は止めたとの事でこの先が心配される。

杉や檜の植林の中をジグザグに登ると、やがて小仏峠に着く(9:20)(560m)。

直進は相模湖方面へ向かう旧甲州街道、右は景信山へ、左は高尾山へ続く小仏城山方面である。

小休止後に小仏城山へ向かうが、情報通りで尾根道は大変悪くぐちゃぐちゃである。

薄暗い樹林帯の中、足を置く場所を選びながら、ゆったりした上り道を歩く。周囲は「あおき」の木が多い。

 

やがて小仏城山に着く(10:00)(670m)。山頂は茶屋もあり、テーブル、ベンチが多く並んでいる。

南の方向には相模湖、石老山(4月の月例山行)が目の前に見え、さらに左方向には丹沢山塊が良く見えている。

ここで名カメラマンの伊藤さんに記念写真を撮ってもらう。

その後尾根筋を下り、大垂水峠への道を右に分け直進すると一丁平に着く(10:40)(570m)。

周りは桜の木が多くあり、春は綺麗であろう。

 

ここから桜並木の続くゆるやかな尾根道を進むとイロハモミジに囲まれたもみじ台に着く(11:20)。

イロハモミジも木によって色が異なり大変見事である。

このあたりまで来ると登山客も多くなり、すぐ上の高尾山山頂が混雑している事が予想される。昼食後高尾山へ向かう(11:50)。

 

尾根沿いをしばらく進み石段を登ると高尾山山頂に到着する(12:05)。

予想通りの大混雑で広い山頂も観光客でいっぱいである。展望台からは富士山もまだ良く見えている。

我々のメンバーをチェックするのも難しい状況であるが、確認後一号路を下ることにする。

 

薬王院本堂でお参りし、大杉並木を通り、女坂経由で淨心門抜け、あちこち観光客で賑わう一号路の舗装道路を下って

高尾山口に着く(13:30)。ここからすぐ近くの祈祷殿駐車場でバスに合流する。

入浴施設の「極楽湯」にはバスの駐車場がない為、徒歩にて向い休憩する(13:45~15:30)。

新しく出来た入浴施設であるが、季節柄か高尾山中と同じように混雑していた。

復路は中央道の石川PCで小休止をとり、新宿から大井廻りで湾岸道路谷津船橋ICに着く(17:30)。

 

今回の山行は積雪が心配され、軽アイゼンを準備して頂きましたが、気温が高く雪解けのため悪路に苦戦しました。

高尾山は一年を通して人気のある山と言われていますが、思っていた通りの混雑でした。皆様のご協力有難うござました。

                                                    (記:矢島)

 

   おー、見事な芸術写真!!        老若男女、賑やかに集う            薬王院の烏天狗も紅葉愛でる?

         (Photo by T.Itoh)