第125回 山行記「明神ヶ岳」2016.12.19

 

今年最後の山行に相応しい穏やかな天候に恵まれての隔年開催の箱根・忘年会である。朝のトラブルで急遽14人の参加となり、10分遅れのスタート。谷津船橋ICから高速道に入る。久しぶりの首都高・東名道であり、さすがに車の量は多いものの順調に海老名SAに到着(6:45)。休憩の後7時前に大井松田ICに向け出発。前方には真白な富士山が我々を迎えてくれる。予定より早めに大井松田ICを降り、県道で大雄山方面に向かう。通勤時間帯であるがスムーズに流れ、最乗寺境内に到着(7:45)。

 

準備体操後8時過ぎ明神ヶ岳に向け出発。大雄山と言われる通り境内と最乗寺を取り囲む山々が広く、いきなりの階段に皆さん苦労する。階段を終えると、急登の連続で結構足・膝に応える。平坦な道、下り坂が一切無く、暑い為衣類を調整し、休憩を取りながら小一時間かけ見晴小屋に到着。前方には大山が綺麗に見え一息つく。

 

休憩後登り坂の連続、息を切らしながら登る。空堀の様な、又雨が降れば川となる石が多い山道だが風よけにはなりそうである。しばらくすると左が開け湘南海岸が見え、江の島から遠くには房総半島がぼんやりと望める。振り返ると大山が綺麗な三角錐にみえる。足元の悪い中、ススキのはらっぱを抜け40分程歩くと神名水に到着。あちこちに箱根湧水地域の標識が目につく。更に急登のぬかるみ、石の多い山道を歩行。途中、明神水らしき場所を過ぎるが湧水のせいか相変わらず道はぬかるみが多い。8時過ぎに出発しずっと登り坂で結構きつく、もうそろそろ頂上ではの期待もむなしく登る。

 

周囲がクマザサに覆われはじめ左手が開け箱根強羅温泉・大涌谷の噴炎等一望出来感激。更に11時過ぎ右手に廻ると前方に真白な富士山が聳え立ち皆それぞれ感嘆する。青い空、遠くに南アルプスの北岳、甲斐駒ヶ岳等が望め、又箱根仙石原が箱庭のような景色で苦労して登ったご褒美、今年最後の山行に相応しい景色でした。

 

記念写真撮影後、景色を堪能しながら軽めの昼食を取り、また富士山バックに年賀状用スナップ写真を取ってもらいながら下山開始(11:35)。下山は箱根宮城野方面に下る。皆さん今迄の下山スピードを上回る速さで下るが、道はやはりぬかるみと石が多く勾配のきつい下り坂だ。相当下ったと思うが中々明星ヶ岳分岐に着かず休憩をはさみながら12:25頃到着。皆さん美味しいビールを期待するのか早いペースで下山するが、下り坂がえらく長い。

右側に別荘地が見えもう間近いかなと思うが宮城野の集落が見えずだらだらと下ること30分。やっと集落の中を歩くが道がわからず民家敷地の中を歩きやっとバスが待機する場所セブンイレブンに到着(13:25)。遅れている為乗車後、富士八景の湯に移動(13:50)。女性陣に入浴時間を協力してもらい予定通り14:30より忘年会を開催。 

 

今回は担当2班の他4班方に応援してもらい進行する。会長の挨拶で今年は台風で8月山行は出来なかったが11回事故も無く皆さん元気に楽しめた事、HPを開設し新入会員が増えた事、10周年行事が出来た事、来年も楽しくやりましょうとの話が有り、地域限定キリンビールで乾杯を行ないスタートしました。生ビール、お酒、焼酎を飲みながら寄せ鍋等をつまみながら歓談し約2時間楽しい一時を過ごしました。

 

16時半過ぎの帰り際には夕暮れの富士山を拝みながら帰路は御殿場ICから東名道に入り、途中海老名SAで休憩し首都高・湾岸道にて谷津船橋ICに到着(19:30)。帰りのバスの中では忘年会二次会の様にまたまた飲みながら何時ものように昭和歌謡で盛り上がりました。飲みすぎには注意しないといけませんね。又今回日を間違えてしまう方もいたようなので議事録には注意喚起したく思います。皆様今年一年お世話になり有難うございました。来年もよろしくお願い致します。

                                                  (2班:本間)

 

   明神ヶ岳山頂より「晴天の富士」              乙女峠より「紅富士」

   (photo by T.Itoh)