第126回 山行記「幕山」   2017.2.27

1月山行が積雪で中止となったため、今年初めてとなる山行は曇り空だが、時々薄日のさす穏やかな天気となった。各乗車場所で滞りなく全員が乗車、定刻より5分ほど早めに出発できた。

事前の情報では登山口となる幕山公園の梅は満開で絶好の見ごろとの事。

 

谷津船橋ICから首都高、東名高速を抜け、海老名SA15分休憩、渋滞もなく真鶴道路から幕山公園駐車場に750到着。山口さん指導で準備体操のあと幕山公園に入る。移動時間2時間20分、予定より1時間半ほど早い到着となった。お蔭で紅梅白梅あわせて4,000本と言われる満開の梅林を1時間程ゆっくり散策でき、集合写真のあと伊藤忠さんが足の不調で残り梅林の写真撮影に専念することになったため、850に18名で登山開始となった。

 

幕山は標高625m、公園からの標高差は約450m、麓は緩やかな傾斜に一面の梅林が広がり、山道から見下ろす紅白の花もすばらしかったが、晴天であればどんなに美しいかと惜しまれる。

中腹より所どころ柱状節理の岩壁が見られ一層見ごたえのある景観となっている。

 

1000に山頂到着。

頂きは緩やかに開けた草原で南側正面に真鶴半島全体が俯瞰でき、相模灘を一望できる素晴らしい景色が広がっている。2度目の集合写真のあと早めの昼食をとり1040に出発南郷山に向かう。

幕山~南郷山は緩やかな起伏のある1.4km程のハイキングコースだが、2014年同時期に山行した際は積雪で山道を見失い、南郷山登頂をあきらめて下山したという。今回は雪もなく歩行に問題なかったが、前回参加の皆さんが山道を見失った地点を確認しながら歩いているのが印象深かった。

 

1120南郷山着。

予定より1時間半ほど早い到着である。山頂は高くなっている感じがさほどしない平らな広場で見るべきものもなく10分程で下山開始。鍛冶屋バス停に向かう下山道はかなりの急坂だが眺望が開け、景色を楽しみながら30分ほどで湯河原カントリー倶楽部傍の簡易舗装道にでる。左にゴルフ場、右手は初島や真鶴半島の展望が開かれている景色を見ながら約10分ほど下ると今度はみかん畑が続く道路に出る。結構な急坂で完全舗装道路なので足首や膝に負担がかかり、ジグザグ歩行、後ろ向き歩行をする人、靴を履き替える人などが出て一気にスローダウン。

 

五郎神社到着1250

笹川さん指導で整理体操後、バスで10分ほどの「ゆとろ嵯峨沢の湯」へ向かう。

同温泉は滑らかな肌触りのアルカリ性天然温泉で、内湯は小さいながら鄙びた檜作り。露天エリアは洞窟風呂や源泉を落とす多数の打たせ湯などがあり、山行の疲れを癒す絶好の温泉だった。風呂上りは付属レストランで喉を潤し、予定より40分ほど早い1500に出発、帰路につく。

バス内では恒例の日本酒やワイン、持参した手作り料理などが出てほろ酔い気分で楽しく歓談、この会の伝統をしっかり守って予定より2時間早い1800無事に最終大久保公民館に到着した。

 

 

今回は満開の梅を楽しめ、温泉も素晴らしく、体にもやさしい年の始まりに相応しい楽しいコースでした。提案者に感謝。

皆さん本当にお疲れ様でした。これから一年どんな体験ができるか楽しみですね。

 (4班苗村記)

  幕山の梅林入口にて。いざ出発!         可憐な梅            眼下に広がる見事な梅絨毯

 

    紅白に彩られた散策路          幕山へと向う登山道         「追悼」と記された路傍の石。

   広大な敷地に4,000本の梅木                                    東日本大震災で斜面を転げ落ちた石

     幕山頂上でパチリ           眼下に望む真鶴半島       隊長の軽快なリードでいざ南郷山へ!

         快調なペースで無事登頂!    左手に三浦半島、右手に伊豆半島と初島    心も解放される春の優しい日和

      竹藪の切り通し        頼朝が自害を思い止まった自鑑水    海老名SA名物のエビカレーパン!

古の頼朝の足跡に想いを馳せながら進む     各自、己と向き合い反省      サクサクの衣と海老の甘みが秀逸