今回の山行は8年前の平成21年11月16日に実施したルートと同じルートを歩いた。数日前までは天気図に雨マークがあって天候が心配されたが、今日は雨の降る様子はなさそうである。バスは予定通り谷津船橋ICで入り、東関東自動車道、首都高速道路、東名自動車道と進み、海老名SAにて小休止をとる(6:40~7:00)。
さらに進んで厚木IC近くになるとピラミッド型の大山が良く見えてきて、そのうしろの真っ白な富士山が大変きれいである。しばらく走って秦野中井ICを出て(7:15)、県道70号線を走る。街中を過ぎて車道の一部分狭い所を通過するとやがてヤビツ峠に着く(7:50、761m)。この峠にはトイレ、売店や、路線バスの停留所もある。準備体操後、登山開始とする(8:05)。
駐車場脇の整備された階段状の道を登り、樹林帯の中を木の根伝いに登って行く。後ろへ振り返ると、木々の間に真鶴半島やその先に伊豆半島が良く見え、すり鉢状の大室山が確認できる。登山道はやがてイタツミ尾根の稜線に出る。西側の方には丹沢表尾根から丹沢主脈に続く山並みが一望できる。さらに歩き易い尾根道を進み、右側の下社からの道と合流すると大山山頂が見えてくる。銅製の鳥居をくぐり石段を登ると山頂に着く(9:45~10:00、1252m)。山頂には阿夫利神社の本社である奥の院が祀られている。天気が大変良く富士山、箱根連山、伊豆半島、相模平野、新宿の高層ビル群などを眺めることが出来た。
記念写真撮影後、見晴台に向かって東側にのびる尾根筋をどんどん下って行く。山道はやがて階段状になり、広葉樹の雑木林の中を歩いて行く。途中眼下に下社の社殿が見えてきて、紅葉のもみじが期待できそうである。やがて見晴台に着き、昼食とする(11:15~11:45、770m)。ここまでの道筋では時期的に草花がほとんど見られなかったが、見晴台近辺にはマムシ草の真っ赤な実が多く見られた。
昼食後阿夫利神社の下社に向かって下って行く。前回の記憶では、この下りは右側が落石注意の岩壁で、左側は沢筋で滑り易い山道であった。しかし道は大変よく整備されていて、落石防止の金網も設置され、以前は沢まで下りていた道も立派な橋が架けられており、大変歩き易くなっていた。見晴台まで行く観光客が多い為であろうか。紅葉を見ながらのんびり歩いていると下社に着いた(12:15、695m)。
神社には観光客も多くいて賑わい、真っ赤なモミジが見事であった。小休止後、女坂を下って行くが石段の道は思ったより長く厳しい。途中にある大山寺のモミジも大変きれいで、多くの観光客がカメラを向けていた。石段も終わり、緩やかな道になると周りはミツマタの木が多く見られるようになり、やがて参道に合流する。土産店、食事処、大山参りの旅館が並んでいる参道を下って行き、大山ケーブル駅バス停近くのロータリーでバスと合流する(13:35)。
各自ストレッチ運動後、前回も利用した入浴施設の「クアハウス山小屋」にて汗を流し、一休みし(14:00~15:30)、帰路に着く。途中で都内渋滞のため、横浜ベイブリッジを渡り大黒PAにて小休止をとり谷津船橋ICに戻る(18:10)。
(記:矢島)