第138回 山行記「湯ノ丸山」2018.6.25

 

定刻0530参加19人が乗車して出発。今回のバスは荷物置き場が別にあり、冷蔵庫を備えた新型。補助席を使わず21人乗りだが運転手2名体制では乗車19人で満杯の感じ。

 

0537谷津船橋より高速道へ。市川高谷JCTより今月2日に開通したばかりの外環道(市川~三郷南間)に入る。半地下最新設備の高速道でまだ利用する車も少なく大幅な時間短縮、出発より1時間弱で練馬から関越道に入る。

 

予定より20分程短縮して途中休憩地点を高坂から一つ先の上里ICに変更する。

 

上信越道経由825小諸ICより県道に入る。見通しの効かない山道に入ってバスはスローダウンし地蔵峠着は0900になる。この日は願ってもない梅雨の晴れ間となって湿度も50%位か、快適な登山日和となる。

 

 

準備体操を入念にして0915登山開始。登り始めは湯ノ丸スキー場の緩斜面で右手にあるスキーリフトも稼働していて、レンゲツツジ見物の観光客らを乗せ軽快に動いている。

 

坂の斜度は20度位か、体が慣れていないので意外にきつく感じる。20分ほどで視野の広い穏やかな斜面を登りきると湯ノ丸牧場の入口。有刺鉄線と丸太の柵を通り抜けると平坦な道に入る。

 

ほどなくして右手にレンゲツツジの群落、そして放牧された牛の群れが見える。

 

僅かに登山道をそれて、寝そべる牛の群れと一緒に集合写真。背景のレンゲツツジは見ごろをすぎ、散りはじめもあるがまだ楽しめる。花と牛、微妙なコントラストの集合写真を楽しみに登山道にもどる。

 

再開後やや下りから平坦な道を進むとしっかりしたあずまやと「遭難防止の鐘」を過ぎる。

 

これからが本格的な登坂コース。直進する急坂ではあるが比較的足場もしっかりして登りやすいコース。振り向けば眺望が開け、目の下のツツジ平、スキー場。地蔵峠をはさんで向かい側の浅間連山が一望できる。道の傍らにはイワカガミ、コイワカガミの可憐な花、周囲は鮮やかなレンゲツツジと対照的なドウダンツツジの花も満開になっている。

 

生け垣に見られるドウダンツツジの白い花と異なり、花びらに赤い筋と縁取りがあり、帰宅後調べると「サラサドウダンツツジ」のようだ。

 

 

多少のアクシデントもあり、予定より30分遅れて1100湯ノ丸山南峰に到着。

 

このため北峰往復は希望者のみとなり、集合写真のあと昼食。北峰往復は男性3女性69人に留まった。

 

山頂からは360度の展望。噴煙たなびく浅間山も確認できる。視程が良ければ富士山も見えると言うが、この日は急な気温上昇のためか遠方の山々は霞の彼方に沈んでいる。

 

 

1140地蔵峠とは逆の烏帽子岳方向に下山開始。登り道より急斜面でがれ場が続く。鞍部まで40分、展望は開けているがなかなか足元から目が離せない。

 

1220鞍部到着。ホッと一息入れ、ここからは反時計回りに山腹を沿い地蔵峠方向に進む。うぐいすの声が間近にはっきりと聞こえる。6月には珍しい蝉の声も聞こえる。ハルゼミだ。春に鳴くセミの総称と思ったら、ちゃんとした蝉の種類と教えられた。

 

木洩れ日の射す穏やかな土道、のどかな蝉の声、名の知れぬ白い花。ゆっくりと至福の一時間を歩いて、よく整備された湯ノ丸キャンプ場を過ぎ1315出発地点の地蔵峠駐車場に到着。

 

予定より15分遅れで整備のストレッチを省略して1320立ち寄り湯に向かう。

 

 

今月の立ち寄り湯は湯ノ丸IC近くの「湯楽里館」。1400到着。東御市の第三セクターが運営する温泉施設。駐車場や関連施設も広く風呂場、レストランも清潔で気持ちの良い施設。特に露天風呂からの眺望がすばらしく眼下に東御市内を一望、遠くに美ヶ原の山々が展望できる。

 

 

 

汗を流してから、地ビールのジョッキで乾杯。隣接する物産店で農産物を買い

 

1530帰路につく。途中高坂ICで休憩後、往路と同じルートを走り1830ほぼ予定時刻に谷津船橋ICに到着、谷津干潟に映る夕日を見ながら全行程終了。久しぶり明るいうちに帰宅する。

 皆さんのご協力ありがとうございました。                         (4班 苗村記)