第139回 山行記「乗鞍岳」2018.7.30~31

 

1日目  台風一過の朝、快晴の下、一昨年のリベンジを胸に21名で5:45谷津船橋ICから湾岸線・首都高・中央道を順調に走り、7:00談合坂SAで休憩、長野自動車道みどり湖PAで二度目の休憩をし、9:15松本ICで高速を降り、9:45昼食の弁当などを求めるため、国道158号の道の駅「風穴の里」、で三度目の休憩を取る。

 

ここで、冷えた甘いスイカを食べる会員が多数いて、帰路もここに立ち寄りたいとの声が上がったため、予定を変更して明日もここに寄り、土産物を購入しスイカ にかぶり付くことにする。10:05畳平を目指し出発、乗鞍エコーラインを通り11:20乗鞍畳平駐車場(2,700m)に到着した。

 

 乗鞍も快晴で、人気のスポットと言われる通り、大勢の観光客や登山者で賑わっている。宿泊先の「白雲荘」のデッキで昼食をとった後、チェックインする。部屋は山小屋としては小綺麗である。12:30明日の足慣らしを兼ね、軽装で大黒岳(2,772m)に向かう、登山道脇にはイワギキョウ・コマクサ・ヨツバシオガマ・ウサギギクなどが咲き、写真を撮りながら、比較的楽な登山道を30分登ると山頂に着く。

 

最高の眺望に感激の声があがり、北アルプス、中央・南アルプスの山々を心いくまで眺める。大満足して下山し、13:30からお花畑を散策するが、今年は異常気象のせいか花も速く咲いたようで、チングルマ・クロユリなどは終わっており、少々残念だがのんびり周回して,14:20畳平駐車場のみやげ物店をブラブラした後、白雲荘に戻り休憩をとる。

 

 17:00夕食の「飛騨牛のすき焼き」に舌鼓をうったあと、雲が出始めたが、夕焼け空を見に行く者、部屋でのんびりする者など思い思いに過ごし、20:00満月のあとで雄大な星空はあまり期待できないが星を観察に出る。山小屋の天体望遠鏡で火星・木星・土星などを見た会員もあった。

 

 21:00本日の山行に満足し、明日の晴天を期待して就寝。

 

 

 

2日目  4:00睡眠を選択した一名を除き、20名で昨日登った大黒岳に向かう、月と星が頭上に見える薄明かりの中、ヘッドランプをつけて歩くが、微風、晴天で寒さはほとんど感じない。

 

  山頂で、昨日とは違う雰囲気の山並みや雲海を眺めるうち、じきに、北東方向の高妻山の上にかかる雲が朝焼けで赤く染まり始め、5:00少し前、東方向に朝日が顔を出す。皆が歓声をあげ、シャッターを切るうちに、眩しく直視できなくなる。 参加者一同大満足で下山をはじめると、途中ハイマツの脇で雷鳥に出会う、ラッキー。

 

 6:00朝食をとり、7:00準備体操後、剣ヶ峰(乗鞍岳)に向け登山開始。登山道は歩きやすく7:45「肩の小屋」に到着、小屋にザックを預け軽装で山頂に向け出発、途中、右手に「権現池」を見ながら登っていると、またも雷鳥に遭遇する。人気の山と言われているとおり大勢の登山者と行き交う。蚕玉岳(2,979m)経由して、8:50全員剣ヶ峰(乗鞍岳3,026m)に登頂、各自、山頂標識と左手に見える「御嶽山」をバックにスナップ写真を撮り、全員で集合写真を撮影後下山開始。途中、愛知県刈谷市の中学二年生の大集団が登って来るのにぶつかり、大きな声の挨拶に元気を貰う。10:00肩の小屋に戻り、ソフトクリームなどを食べ小休止後、10:25肩の小屋バス停に向け

 

下山を始める。

 

 雪渓で夏スキーを楽しむ若者達を右手に見ながら下る。雪渓わきは花も少し遅いのか、コイワカガミ・アオノツガザクラ・コウメバチソウなどが咲いている。11:00員バス停に到着、軽くストレッチ後、バスに乗車して休暇村「乗鞍高原天峰の湯」に向かう。11:45到着し、炭酸水素温泉に浸かったあと、併設のレストランでトンカツ定食の昼食で乾杯する。

 

 13:20温泉を出発、35分後、お約束の道の駅「風穴の里」に到着、冷えたスイカを食べ、みやげ物を探しながら休憩後、14:45松本ICに乗り、15:10諏訪湖SAで休憩、中央道を走るが、途中、都内渋滞の情報があり、予定変更して16:50談合坂SAでトイレ休憩、都内に入るとやはり渋滞に巻き込まれ、谷津船橋ICには予定から45遅れの19:45に到着した。

 

 今回の山行は、二日間とも天候に恵まれ、一昨年のリベンジに成功した山行でした。お疲れさまでした。

                                                                                      (1班 山本 記)