会津駒ケ岳2133mは、福島県の南西・桧枝岐村の西側を南北に連なる背稜山脈の一角に在る「日本百名山」。平地からは何処からも見えない。燧ケ岳や田代山の頂上から望んだことがある。豪雪地帯特有の頂稜湿原地帯を有し、夏7月上旬の雪解けと
共に咲く高山植物が一帯を山上の楽園と化して登山者を迎える。 秋は「ブナ林」の中に広葉樹などが紅葉/黄葉し、素晴らしい光景を魅せる。 10月中旬には「初雪・初冠雪」も。1995年10月「第50回・国体秋季大会の山岳競技会場」となった。
残雪の山全体を駒の走る勢いに見て「駒」の名前が付いたとも云われる。
退職後の2007年から毎秋、紅葉と新ソバを楽しみに「東北最高峰・尾瀬の燧ケ岳2356m」と交互に登山、今回で6回目/通算7回目の登山。 夏の槍ヶ岳に同行した女性2名(五十嵐さん、櫻井さん)と昼過ぎに東武浅草を特急電車で出発、「5年前に世話になった民宿・吉田屋前泊」で計画。夏同様に「晴れ女」が居て?「出発から下山まで快晴で、写真写り良く、映える紅葉/黄葉の観賞」にも恵まれた。民宿の夕食が又「沢山(5-6種類)の副菜:サンショウウオや舞茸などの天ぷら、山菜などの地元料理」と「桧枝岐ソバ」が美味しく堪能でき、山小屋より安い料金も嬉しい。ただ、下山後楽しみにしていた「桧枝岐・まる家の裁ちソバ」は13時半で「2年連続の売り切れ」、仕方なく「うどん+岩魚のから揚げ」で昼食。来秋「燧ケ岳」登山の際には是非リベンジを!
日程:2018年10月9火曜-10水曜
標高差1037m/6.7km 登り3時間45分/下り2時間25分
行程 第一日:10/9火曜 京成津田沼駅11:20-東武浅草駅 12:30出発「特急けごん21号」-下今市/鬼怒川温泉公園/新藤原で3回乗り換え-会津高原尾瀬口駅 15:44到着-会津乗合路線Bus 16:05出発-桧枝岐役場前17:15-17:20民宿【吉田屋:0241-75-2305】。入浴:裏手の【町営・駒の湯】。
第二日:10/10水曜 朝食無し「握り弁当」に。民宿出発05:00、民宿の車で高度200mまで送って貰った。05:10駐車場930m、出発準備・Worm-Up05:15出発-(村道・舗装道)-05:20「会津駒ケ岳登山口1096m木製階段」--08:05「展望Bench(朝食)1890m」-08:40「2055m駒の大池/駒の小屋(荷物置き)」-中門岳の分岐-09:01【会津駒ケ岳・2133m1等3角点】頂上。下山開始09:10-駒の大池/駒の小屋09:30帰路に-(往路を戻り下る)-11:45登山道入り口-(村道・近道)-R352-12:30【町営・駒の湯】入浴~13:10-R352を南下-13:25桧枝岐そば【まる家】~14:45。
15:00ます屋前BS・会津乗合路線Bus-16:25会津高原尾瀬口駅,17:01会津高原尾瀬口駅(各駅停車)-下今市/南栗橋/押上-京成押上駅-21:55京成津田沼。
山行記録 9火曜 京成津田沼1120、都営浅草駅/東武浅草駅1210。東武浅草駅1230出発「特急けごん21号:5号車3C座席指定」。途中の北千住/春日部でほぼ満席。下今市駅から各停で鬼怒川公園駅、新藤原駅と3回乗り換えて1544会津高原尾瀬口駅に到着。会津乗合路線Busで16:05出発、曇りで気温19度と暖かい。乗客は我々3名と買い物帰りの老女と若者の2名と僅か5名。「観光バス」型で70分間、乗り心地が良かった。桧枝岐役場前1715到着。1720民宿【吉田屋】2階の和室に。直ぐに徒歩数分の「町営・駒の湯」へ1735-1805。夕食1805-1945とユックリ堪能。夕食は副菜が5-6種類と豊富、中でも「山椒魚と舞茸の天ぷら」は女性二人に人気だった。少しの「桧枝岐ソバ」も好評だが、お替りできないのは残念だった。翌朝食の「お握り2個入り弁当」を受け取り就寝2030。夕食で体が暖かく寝苦しかった。明日の天気予報は「雨無し曇り」。
10水曜:晴れ、340起床。500民宿の好意で舗装の登山道を高度200m駐車場まで5年前同様、送って貰った510。既に9台が駐車。2台は今朝到着、残りは前日に登山、「駒の小屋」宿泊だろう。東の空は未だ夜明け前、空に星が。軽く準備体操516出発。最初から急登が入口階段から始まる。ミズナラや橅(ブナ)の中、ユックリと高度を上げる。約30分ごとに休憩。村の「6時のオルゴ-ル」が響く頃、太陽が出て晴れ間と所々に秋の雲が、嬉しくも快晴を予想される。625休憩、頂上まで3.7km。頂上まで2.9kmで3回目の休憩656。紅葉/黄葉がAsahiを浴びて素晴らしい光景を魅せている。傾斜が緩くなりブナやオオシラビソ林など樹林帯の登山道で展望が少ないが、青空を背景に黄葉/紅葉の写真を撮りつつ高度を稼ぐ。草紅葉の中の「展望台」で805休憩、朝食~820。やがて立木もまばらになり前面に明るい景色が現れた。「会津駒ケ岳」の全容で、どこが最高点か分からない長大な山が東西に延びている。南には「茶臼岳などの那須連峰」を望みながら、頂上付近や直下の山肌には「緑の熊笹の中に錦織りなす紅葉/黄葉の光景」が。そして前方に「駒の小屋2棟」が見えてきた。最近Reformしたばかりの「草紅葉」に映える「歩き易い木道階段」を踏みしめながら上り詰めて840「駒の池」到着。池の水面に「会津駒ケ岳」が映る。池傍のBenchにSackを置き、頂上へ向かう。木道が尾瀬ヶ原と異なり整備不良で傾き歩きにくい。折角の快晴だったが、時間余裕ないので「越後の山々が望める中門岳」には行かず、「会津駒ケ岳頂上2133m一等三角点」に到着901。標準到達4時間より15分早い。以前は周囲の樹木が邪魔で展望効かずだったが、今は南方角が展望良く下山して改めて気づいた。頂上手前の南側の樹林が伐採され視界が開かれていたし、「駒の池」からも「頂上の白っぽく見える道標」や目指す登山者の姿が見えた。今までは頂上が「あの辺り」と確認できなかったが、今後は具体的に確認、説明し易い。南西はるかに「双耳峰の燧ケ岳」が美しく観られ、来秋は「あそこに登ろうと決定?!」。記念撮影をして下山。「駒の小屋」でトイレ休憩後930、帰路に。登りとは異なる風景に感嘆し、時間余裕あるので写真撮影を楽しみながらの下山。1145「木製階段:登山道入り口」に。往路で確認した「近道」1201経由で「国道R352」の登山入り口に無事到着1215。この頃から雲が出てきて日差しが無くなる。国道を南下し荷物預けた民宿に1225に戻る。昨夜の「駒の湯」に再び入浴、汗を流す。更に国道を南下し、途中「六地蔵、縁切り地蔵」を案内。次に「駒ケ岳神社」の社前舞台に。客席はコロシアム風で数10段の石造りが圧巻。毎年5月と8月の2回、老若男女の村人が演じ、全国から歌舞伎ファンが訪れる「桧枝岐歌舞伎」が催される。お目当ての「桧枝岐・裁ちソバ:まる屋」目指して1325着いてビックリ『品切れ』の札が玄関に! 2年続けて食べられず! 何とかならないか交渉するもダメ! 仕方なく「うどん+おろし/とろろ」を注文、「イワナの唐揚げ」を肴に「無事下山にBeerで乾杯!」 昨晩、民宿で少しだけ食べれたのが幸いだった。来年は昼前に入り味わいたい。バス時間ギリギリまで粘り、目の前の「BSますや前」で待ち1505乗車、燧ケ岳や尾瀬沼からの乗客が結構乗っていた。暮れなずむ里山/山村の間を縫って走ること80分、会津高原尾瀬口駅に1625定刻通り到着。駅売店で「福島産りんご」を買い、翌朝のCoffeeに使うので店の冷えた水を頂戴して633mlのPet-Bottleに。1701会津高原尾瀬口駅出発、計画の「鬼怒川温泉駅から特急で浅草」をMs.五十嵐の提案で「下今市駅-南栗橋-押上」経由京成押上駅のRouteに変更。ところが「南栗橋駅の一つ手前:栗橋駅で下車」、このため30分近くLoss。京成津田沼駅に2155到着、徒歩で自宅に2215安着。
(2班:笹川)
東北最高峰燧ケ岳、来秋挑戦予定! 槍ヶ岳TORIOで山頂に 駒の池/駒の小屋手前の草紅葉
見上げると青空とブナ 爽やかな光景が! 新しい歩き易い木道階段 ブナ樹林の中に黄葉/紅葉が