第143回 山行記「三ッ峠山」2018.11.26

 

 三つ峠山は昨年11月と今年3月に山行計画を行いましたが、大雪の為に登山口までバスが入る事が出来ず中止になった山です。登山ルートはいくつかありますが、今回はバスを利用できる「みさか道」からのルート(通称裏登山口)を選びました。

 

 市内各地の乗車場所にて参加者をピックアップし、谷津船橋ICから東関東自動車道に入る(5:38)。首都高から中央高速道に進めて行く。昨夜来からの集中工事による渋滞を心配したが順調であった。高尾過ぎて暫らくすると西方の山上に真っ白な富士山の山頂が見えてくる。天候は晴れで心配ないと思われる。談合坂SAにて小休止し(6:55~7:15)、さらに中央道を大月から分かれて都留ICを過ぎると富士山の全容が見えてくる。以外と雪が少なく、八合目以上が冠雪している様子である。今年は暖かいのであろうか。

 

右側の車窓にはこれから目指す三つ峠山の山頂にある電波塔がよく見えている。やがてバスは河口湖ICを出て(7:38)、国道137号線を進む。河口湖大橋を渡り新御坂トンネルの手前で右折し、県道708号線経由で三つ峠登山口の駐車場に着く(8:06)(1,294m)。人気のある山なのですでに7~8台の車が駐車しており、トイレも完備されている。

 

 

準備体操後登山を開始する(8:25)。よく整備された林道を金ヶ窪沢に沿って登って行く。左右はブナやミズナラの樹林帯である。暫らくすると上方から四季楽園の名入りのジープが下って来た。頂上近くの小屋までジープだと登ることが可能なのであろう。やがて道幅が少し狭くなり、傾斜が強くなってきた。左右の土の側壁は7~8cmの霜柱で覆われていて、温度が上昇する下山時の状況が気になる。途中二度ほど小休止をとり、沢筋を離れて高度を上げると傾斜がゆるみ、一気に視界が開けてベンチやテーブルの置かれた三つ峠山荘に着く(9:40)(1,730m)。南方に富士山が間近に見えている。良く晴れていて裾野まで見えているが、バスの車窓から見たように雪は上部のみで思ったより少ない。

 

ここで集合写真を撮り、最高峰の開運山を目指す。右側にはロッククライミングのゲレンデとして有名な屏風岩が姿を見せている。四季楽園の前を通り、富士見山荘の脇から最後の急坂を登る。山道は階段状に補強されているが、一部修理中で霜柱でぬかり始めた道を注意しながら登るとやがて開運山山頂に到着する(10:15~1030)(1,785m)。快晴無風で、伊豆半島、南アルプス、甲斐駒岳、北アルプス、八ヶ岳、金峰山と360度の大パノラマが広がっている。山の素晴らしさを堪能して山頂を後にし、四季楽園の手前の広場にて昼食を取る(0:45~11:10)。日本の新・花の百名山の一つにも選ばれている山であるが時期的に花は見られなかった。下山はぬかり始めた往路と同じ登山道を注意しながら下り駐車場に着く(12:20)。ストレッチ運動後、鳴沢村にある「富士眺望の湯・ゆらり」にて休憩する(13:10~14:40)。復路は石川PAにて小休止をとり、中央高速道の集中工事前に通過し、予定より早く谷津船橋ICに着く(17:20)

 

                                                                            (記:矢島)