第151回 山行記「蓼科山」2019.8.26

2019年8月26日 曇り後晴れ 16名(女性6名)参加。

八ヶ岳連峰最北端、茅野市と北佐久郡立科(たてしな)町との境に位置する「蓼科山」は、コニーデ型の山容をした信州きっての名山の一つで「諏訪富士」とも呼ばれている。

 

540谷津船橋ICから湾岸道-首都高-中央道(途中トイレ休憩:談合坂SAと八ヶ岳PA)、勝沼付近から晴れ間がでるも「南ア、10月予定の茅が岳や八ヶ岳連峰」は頂上付近がガスに覆われ観えない。850諏訪南ICから蓼科高原の「エコ-ライン、ズ-ムライン、ビ-ナスライン」を通る。車窓から左右に「実り始めた稲、白い花のソバ畑や高原野菜」が拡がる。R152から「標高1000m以上の大門街道」を通過し高度を上げ、白樺湖付近の「淡い黄緑色のアカシア」の並木道が日差しを受けて鮮やかだ。「蓼科山七合目登山口へのゴンドラ乗り場」付近からガスの中に入り、登山口を通過、狭い林道に入る。1005漸く登山口「大河原峠」到着。大久保から約5時間のバス乗車から解放されて登山準備。

 

『登山届け』を備え付けの箱に投函、体操後の1030出発。いきなり石ゴロゴロの歩きにくい登りが始まり、この状態が昼食場所「将軍平」まで、登り258m1時間半続いた。遅く着いた我々登山者よりも下山者が多い。途中、苔むした滑りやすい石の道や泥んこ道も。時期が過ぎた高山植物は見当たらず、栂やダケカンバが多い樹林帯の中、「佐久市の最高

地点2380m」、「縞枯れ現象の枯れ木が目立つ赤谷分岐」を過ぎ、1158「将軍平」到着。集合写真撮影後「昼食」。

 

8年前は「雨天」が続き登頂は止め「七合目登山口」へ下山。3年前は「台風9号接近で中止」と3回目の挑戦。ここから頂上までは「大きな岩がゴロゴロの急登」が始まるので不要な荷物を置いて1225出発。最高勾配28から32度の岩場を10分毎の休憩を数回繰り返すこと30数分、山頂手前の「蓼科山頂上ヒュッテ2530m」到着、休む間もなく目前の【一等三角点*:蓼科山2530.7m】に1300到着。乾いた風が吹いていて涼しく気持ち良い。心配された「雷雨」も無さそうである。*一等三角点とは:国土地理院が作成している地図作成の「土台石」、全国を25km間隔で設置、そこから8km間隔が「二等三角点」、更に4km間隔で「三等三角点」が在る。ここで、日本百名山の著者、深田久弥が《頂上は一風変わっている。大きな岩がゴロゴロころがっているだけの円形の広地》と記述した通りの風景。集合記念撮影の後、西側の「円形展望台?」に向かって有志6名がゴロゴロ岩を踏んで行ったが、展望盤は跡形もなく、午後になってもガスに覆われたままの周囲の山々。辛うじて眼下の「白樺湖、大河原峠登山口、女神湖」のみ。広地の中央にある「石の祠:蓼科山奥の院」に参拝し、皆が待つヒュッテに戻り1335下山開始。

 

慎重に下山、1410「将軍平」に再び戻る。靴紐をきつく結びなおし、浮石のザレ場や苔むした石ころに注意し往路の道を帰路下山1418。「足が攣った人」あるも、皆で支援しながら無事「大河原峠登山口」に到着、1550入念なStretch体操。白樺湖付近の「すずらんの湯」日帰り入浴一時間。白樺湖を見下ろす露天風呂は改修中でダメ、食堂板前の叔父さんが8年前と同様に気前良く、中トマト・ミニトマト・天麩羅蕎麦一杯」Service。往路と同じ行程で1735帰路に、途中渋滞も無く2112谷津船橋IC

 (記録:笹川 満)

蓼科山の頂上(一等三角点)でパチリ。 良い顔?で、もう一枚パチリ。

将軍平の蓼科山荘前で全員写真。     将軍平から、これから登る蓼科山山頂が見えた。